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民主党のC02を25%削減する公約について

 投稿者:コヤナギ  投稿日:2009年 9月 4日(金)16時50分38秒
  通報 編集済
  はっきり言って、大変だと思う。

我々、工業塗装の業界も焼き付け塗装で、ガスを大量に使用する。
他人事では、すまされなくなるだろう。

技術の紹介です。
 技術士試験の論文用に準備していましたが、結局使いませんでした。
せっかくですので、UPします。

CO2を希釈溶剤の代替とした溶剤系スプレー塗装
平成20年に産業技術総合研究所(NEDO)と民間企業の共同開発で発表があった技術について述べる。
1.原理
 臨界状態としたCO2を、塗料にガス化し溶け込ませる。その結果、塗料は膨張し粘性は下がり、これまでのシンナーなどの希釈溶剤と同等の働きをする。
2.特徴
(1)噴霧粒子が微粒化でき、塗膜の意匠性は、溶剤塗装とほぼ同等である。
(2)希釈溶剤を使わないため、これまでの溶剤塗装に比べ、VOCを約7割削減することができる。
(3)既存のラインはそのまま利用でき、乾燥コストは半減できる。
    →乾燥に関して、Co2の排出量が半減する。
(4)不燃性のCO2を利用することで、安全性が高まる。
3.現状、将来展望
 (1)現状の問題点
 専用の塗料と設備を使用する必要がある。そのため、従来の塗料がそのまま使用できず、塗装専業者では顧客の理解を得られなければ、導入は進まない。
また、設備のイニシャルコストと専用塗料のコストが、従来の塗装コストに比べ高額になると導入は進まない。
 CO2の調達は、製鉄所やプラントから発生するものを2次利用し、コストは希釈溶剤に比べ安い。輸送はガスボンベを扱うが、ガスボンベに輸送コストがかかり、Co2が多く排出するのであれば、本技術の導入の意味が薄れる。
(2)将来の展望
 本技術は、VOCの削減に関して、大きな効果が期待できる。またCO2の2次利用と乾燥コストが半減することから、Co2削減にも期待できる。当面の間は大手完成品メーカー主導で屋内塗装での導入が進むと考える。
 今後、メーカーの下請け業者や塗装専業者も含め普及するために下記の対策を提案する。
①設備を小型化し、安価にする。また、それに伴い行政などが普及のため、助成支援する。
②従来塗料が使えるよう、添加剤を開発する。
③循環社会構築の一環として、製鉄やプラントで発生するCO2を回収し、有効利用できるルートを作る。
 本技術の普及の鍵は「安価なCo2の調達方法」である。
民主党の新政権が公約としている、「2020年までに、対1990年比で25%のCo2を削減」には、本気になって取り組むべき技術である。
 
 
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