|
今日は、ポンプメーカーの技術者が来て、電着のメインポンプのメカニカルシールを交換しています。メカニカルシールは、ポンプの駆動部分と接する面から液が漏れないようにするシール材です。
本体は、SUS316でできており、接触面は超鋼金と書いてありました。
チタン等のイオン注入あたりをやっているような感じです。
このメカニカルシール、電着で使用するものは、特注品のため、非常に高価です。
部品代・作業工賃で40万円です。
ちなみに、普通のポンプのシールは、せいぜい1,000円です。
自分で交換できるくらいです。
すごい違いですよね。
実は、昨年の7月に交換したばかりです。
当時の施工不良か部品不良か原因は、わかりませんが、春頃から時折、漏れが起こりました。
設計上漏れては、ならない部品ですが、経年劣化で部品交換するとしても5年くらいが目安です。それが、1年持ちませんでした。
そこで、メーカーに無償交換してもらっています。
漏れたシールを見ると、超鋼金部分が摩耗で段差ができてました。
私の考えは、施工ミス。寸法が出ていなくて、接触面の凹凸部が摩耗したということです。
交換当初から、数分周期の「うなり」音を感じていました。
違和感を感じて様子を見ていたのですが、機械は正直ですね。
メーカーさんも部品と工賃が丸抱えになり赤ですが、技術向上に役立ててもらいたいです。
|
|