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6価クロムフリー技術について

 投稿者:コヤナギ  投稿日:2009年 5月25日(月)17時23分37秒
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  1.6価クロムフリー技術について
 6価クロム(Cr6+)は発ガン性があり人体に有害である。そのため、欧州ではRoHS、ELV、WEEE指令に基づき自動車や電子機器などを対象に2007年7月よりCr6+処理した部品の輸出を禁止している。
 Cr6+を利用するクロメートの特徴と代替技術について説明する。
1.1 Cr6+クロメートについて
 元来、Cr6+クロメート処理の目的は、Zn、Al、Mgなどの金属の防錆処理と塗装の下地処理として塗膜の密着性を改善することである。
 6価クロメートの特徴は、高い防錆性能に加え、Cr6+による、自己修復皮膜を作り、被塗物を保護することである。
1.2 代替技術について
 現在、日本の自動車および家電メーカーでは3価クロメートを規格化し採用している。しかし、Cr3+はコスト高、自己修復性がないなど、現時点では、代替品として先行しているが、BetterであってもBestではないという現状である。
2.課題
 Cr6+フリーに関する課題をあげる。
①元素Crを含む製品の酸化反応によるCr6+の発生
 Cr6+フリーであっても元素Crを含む製品は、使用環境によってはCr6+が発生する。
Cr3+クロメートも、使用環境により酸化還元反応や高温環境で酸化反応すればCr6+に変化するため、使用上の注意が必要である。
無害のステンレスさえも合金元素にCrを含むため、高温で焼成を繰り返すと灰にCr6+が発生する。
②Crの原子価単位の分析技術の構築
 現在の分析技術では、Crの定性・定量分析が装置により出来ても、Cr6+とCr3+を区別して簡単に検出する方式が画一化されていない。
Cr6+の分析に時間と費用がかかっている。
3.今後の展望
 Cr6+フリー技術は、Cr3+の技術向上と別の代替技術が発展すると考える。
 代替技術が持つべき特性を下記に記す。
 ①毒性がなく、排水が容易
 ②Cr6+クロメートと同等以上の耐食性をもつ
 ③処理コストが安価
 ④現行ラインで対応可能
 ⑤複数の色調が得られる
 ⑥亜鉛めっきの場合、めっき浴種を選ばない。
 ⑦ネジトルク性がCr6+クロメートと同等以上
 ⑧望ましくは自己修復性を有する。
 現段階では、シランカップリング剤やジルコニウムを使った前処理剤の研究開発が進められている。
今後、新たな量産技術が展開すると考える。 以上.(1200字、表面技術)

ご指摘あったらよろしくお願いします。
 
 
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