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エベレスト日記 5/17②

 投稿者:7 weeks in Tibet  投稿日:2017年 5月19日(金)01時53分7秒
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  セカンドステップの上は、比較的ゆるい斜面を登って行く。円藤さんははるか先を歩いている。少し歩いたところで、小牧さんが、手に凍傷を負っていることに気づいた。凍傷で指がカチカチ鳴る、俺はいい、ここで下りるからと言う。北嶋さんもどうしようか迷ったようだったが、テンバのもう少しだから行こう、と励ましで山頂を目指すことにする。三角雪田が近づいてきたところですれ違ったシェルパが、僕に酸素が出ているか?と言ってきた。酸素マスクのチューブについている酸素の流量を示すインジケータが少ししか動いていないのだ。酸素がなくなったかな?と思ってボンベを付け替えて、流量調節器を毎分2リットルにしてみても、インジケータはほとんど動かない。もしこの高度で流量調節器が故障して無酸素になったらかなりツライ。仕方ないのでそのまま進むが、それ以降、流量調節器が調子悪いのではないかと心配しながら登った。時間は10時を過ぎただろうか。無線でABCのディネッシュが状況を知らせる様呼んでいる。もうそろそろ頂上に着いていないと危険な時間だからだ。しかし無線機を持つ皆が、ディネッシュの呼びかけには答えようとせずに登り続けた。三角雪田を登って少し登ると少し先に頂上が見えた。頂上の少し手前で振り返ると、皆がちょっと遅れている。待とうと思って斜面に座り込んだら、円藤さんも座ってしまった。皆余裕がないのだろう。その後、ゆっくりと頂上に向かって歩いては振り返る。山頂はすぐそこだが、やはり一人の山頂は嫌だ。北嶋さんを大きく手招きして、早く来るように促す。やがて北嶋さんがそばまで近づいてきた。そして登頂。北嶋さんと感激の握手、抱擁。ザックを下ろして雪に刺したピッケルで落ちないようにし、写真を撮り始めた。残念ながら、山頂のネパール側には雲が上がってきていて、視界は無かった。北側を見ると、はるか下にチャンツェ、東ロンブク氷河が広がり、氷河の出合の向こうにBCも見える。1ヶ月以上かけて、あそこから来たと思うと感無量だった。気圧計を見ると、339hPa。ちょうど地上の1/3位だ。皆を待ったり写真を撮っていたら、いつの間にか僕は50分近く山頂にとどまっていた。  
 
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