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子供も孫も本当はいるのに、年末年始の休みのシーズンも、夏の連休の
シーズンも一人で過ごさなければならない、哀しい性悪爺さんです。
普段はそんなことを忘れて過ごしていますが、このシーズンは堪えます。
友人がせっかく電話などくれても、全く不当にも涙を出して喧嘩を吹きかけた
りしてしまいます。 友人達も、血による兄弟姉妹も、霊による兄弟姉妹も、こ
のシーズンみんな家庭に帰ります。 牧師さえも。
祈っても、現在の結果を生んだ過去に、「悔い改め」のみを求められているよ
うな気持ちになります。
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親友の錆という名の猫がクリスマスに死にました。
紫紋が2階の紫紋の部屋まで遊びに来る猫がいるという話しをすると、紫紋を
嘘つきだ!という人がいました。しかしそれは本当の話でした。彼はドアーを尻
尾でトントンと叩くのが常でした。紫紋についてきてバスに乗り込んでしまった
こともありました。
錆は39棟のお婆さんがベランダで「半飼育」をしていた猫です。
公営団地ですから本来猫を飼うことは禁止です。でも1階のベランダへは野良
ちゃん達が遊びに来ます。 そんな猫ちゃん達に餌をあげて、「半飼育」する人
は多いのです。 猫を「半飼育」する人は、家の中で飼う人に比べて順法精神に
富んだ人だと言うことも出来ます。この人達は猫を家の中にまで入れることは決
してありません。
高橋さんもそんな風に、二匹の猫、即ち麻呂と、ミミをベランダで半飼育して
います。
12月の始めだったでしょうか。
錆が、高橋さんの家のベランダの、麻呂とミミの寝床を奪いました。
高橋さんは、1年以上も面倒を見てきた、麻呂とミミが、汚らしい錆にベッド
を奪われるのを見て、こころ穏やかではありませんでした。
それで錆を箱に入れて、いろんな所に捨てに行きました。しかし高橋さんは自
転車にさえ乗れない人ですから、何度捨てても自分より早く錆が高橋さんのベラ
ンダへ帰ってしまっているのでした。
紫紋はこう思うのです。
錆は自分の死期を知ったのに違いありません。
そこで、麻呂とミミにこう言いました。
「私、もうすぐ死ぬと思うの、だから後生だから、死ぬまでの間だけで良いから
あなたたちの寝床を私に貸してくれない?」
麻呂もミミは体重は4〜5キロあります。錆はその半分もありません。喧嘩
だったら圧倒的に、麻呂ミミ組が勝つでしょう。しかし優しい猫です。それで
「いいとも!俺たちは縁の下で寝るから、寝床は使いたまへ。」
こんな会話があったと思う紫紋は変人ですか?
麻呂とミミには縁の下に石囲いの寝床を3階のおばさんが作りました。
高橋さんも結局は錆がベランダで過ごす事を認め、3匹のご飯の世話をし、錆
は1日中、目やにやよだれを出しているからと、何回も顔を拭いてあげていました。
クリスマスイブの24日錆はベランダに登れなくなったのどそうです。(ベラ
ンダまでは地面から1・5mくらいありますから)そしてわたしの階段を上り、
紫紋に逢いに来たのだそうです。 高橋さんがそれを見ました。
それから錆は39棟のお婆さんの縁の下に作られている巣に横たわったそうで
す。(錆を半飼育していたお婆さんは、特養にこの夏収容されたのでした)
高橋さんは、錆の死期の近いのを知り、2度自分のベランダに連れて帰ったの
だそうです。そしてアンカを入れてあげたのだそうです。
錆は、どうしても39棟の縁の下で息を引き取りたかったようです。
クリスマスの午後までは、息があったようですが、夕刻、息を引き取ったそう
です。
紫紋は、24日は、主日礼拝、燭火礼拝、25日は恵朗会、のクリスマス、教
会学校祝会、26日はハンセン氏病教会祝会 と忙しくしていたので、何度も高
橋さんは訪ねてくれたらしいのですが、会えませんでした。
26日には、高橋さん、3階の叔母さん、で、「動物愛護センター」へ火葬し
て貰うように、錆の遺体を箱にいれてタクシーで行ったのだそうです。紫紋も
誘ってくれたのどそうですが不在でした。
かって、錆は紫紋にこう言ったことがあります。
「お爺さん、私を飼ってくれない?一生懸命温和しい猫をしているから!!」
紫紋は時々、猫の言葉を正確に理解する事があります。
29日に高橋さんが話しに来てくれました。紫紋は朝から、ズルズルと鼻水を
出しながら暮れ中泣きました。
飼って上げられなかったことに後悔はしていませんが、彼女に為に、茶碗へ一
杯ほどの涙を出して上げたいと思ったのです。
添付の写真は麻呂の寝床に寝るサビです。
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紫紋は1944年、大戦中、キリスト教が「敵性宗教」だと弾圧を受けていた
さなか、小学校4年生で、受洗しました。
野宿者(一般的にはホームレスと言われている人々)と共に悩むことをライフ
ワークとしています。
クリスチャンとは何ですか?信仰とは何ですか?どんな風に生きた人を神はお
喜びになるのですか?
・・・・・・・・・・・・・・・・愚かな老クリスチャン
☆★★☆Peter☆★★☆紫 紋☆★★☆Simon☆★★☆
shimon-ira@ny.tokai.or.jp
イエスなど知らぬとペテロは三度いふ我は幾度知らぬといひしか
“Before the rooster crows, Peter denied Jesus three times.”
But I wonder how many times I have denied Him !
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